中学受験までの習いごと、習慣×継続×?

中学受験勉強が始まるまでにどんな習い事をしておくのがいいでしょうか聞かれることがあります。お勉強ができるだけではダメ。スポーツもできてほしいし、英語やプログラミングもやらせたい。でも中学受験勉強が始まったら習い事との両立は難しい。そんなことを前提にした質問です。

中学受験を前提にしなくても、小学生の時に学校の勉強以外に何の習い事をさせたらいいか悩むのが親心ですね。
学習塾、運動、ピアノ、書道等々。

以下の意見に私も賛成です。

結論からいえば、どんな習い事でもいいと思います。習い事によって何ができるようになるかよりも、どんなふうに取り組むかのほうがよほど大事です。以下の2点を注意して取り組むようにしてください。
1 教室に行ったときだけでなく毎日のルーティンを生活の中に取り入れる
2 つらいと思っても、そこでがんばってこそ成長ができて達成感が味わえることを経験する

中学受験で付属中学に行って、京都大学に行っている息子がやっていた習い事はなんだっけと思い返すと。
低学年の頃はお姉ちゃんと一緒に、個人でやっているピアノ教室。
3年生くらいから、地域の野球少年団。
それから公文にも少し。
それほど熱心に通わせていたわけでなく、地域の野球少年団は試合のたびまいか負けてるようなチームでした。

考えてみると、
ピアノと公文で毎日のルーティン
を、負け続けている野球チームの主力にもなれなくても最後までやり続けたこと
習い事はこれくらいだったので、それほど忙しくもなく余裕があった
のが、よかったのかな。

毎日のルーティン(習慣)、つらいと思ってもそこでがんばれること(継続)、それに加えてぼーっとする時間も必要なのですね。

蛇足かもしれませんが、これに加えて

親も、子供と一緒になって楽しむこと。

も、私は重要だと思います。

それが子どもにとって、毎日のルーティン(習慣)、つらいと思ってもがんばれる(継続)、ことにつながると思います。

東大生がやっていた習い事の何位だからじゃなくて、その習い事に親も一緒になれるかどうか。

子供の将来のため、いい習い事をさせてあげてください。


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