英語が苦手だった父親が息子の英語教材を作ってみた

John Tenniel - Illustration from The Nursery Alice (1890) - c03757 07

最初に白状しますと、学生時代とても英語が苦手でした。
他の教科はそこそこでしたが、高校2年の時赤点を取るくらいに。

英語が苦手というよりも、英語が嫌いというか、英語を勉強する必要性が当時は全く分かっていなかったのです。
英語を学んで将来役に立つビジョンが全くない。
海外旅行に行くこともないだろうし、国内で外国人にあっても英語で話す必要性も感じなかった(というか、日本に来るなら日本語覚えて来ればいいのに、とも)
日本語だけでもいろいろなことを学ぶことができる、英語なんてわからなくても大丈夫、なんて思っていたんですね。
(今思えば、日本語でいろいろなことが学べるという環境は、海外のいろいろなことを誰かが日本語に訳してくれたから、日本語だけでもいろいろ学ぶことができることができるのですけど。)

そういうわけで英語とちゃんと向き合ってこなかった高校時代ですが、困ったことに中学生の末息子も変なところで自分に似たのか英語が大の苦手。
私と同じで、コツコツ英単語のつづりを覚えるのが苦手、文法はまだしも構文を覚えるなんて大嫌い、って感じです。
ただ、英語自体は私とは違ってそこまで嫌いじゃないようなのが、まだ救い。
それならば、自分が大学受験の時にやった勉強法が使えるかも。

私がやって、マークシートの試験では平均点以上取れたやり方というと、

オー・ヘンリーの「1ドルの価値/賢者の贈り物」という短編集の原書を手に入れて、何度も何度も読み流すこと

頭から訳そうとは思いませんでした。
必ず途中で挫折するから。
オー・ヘンリーの翻訳本はその前に読んでいますので、原文で何となくわかるようになれば良し。
流れの中で重要な単語だけは辞書で調べる、といった方式です。
どんなことが書いてあるか大雑把にでも理解できれば、それに対する設問に対しても何となく答えられる、ようになったように思います。
英語の学習は日々の積み重ねが重要だとは思っています。
でも、短期間で英語をわかるには英語に浸かってしまうのが、少なくとも自分にとってあっていた勉強法だったようです。

それを踏まえて、息子の英語。
同じように適当な物語の原書を読むという方法も、著作権が切れた過去の名作を集めた、青空文庫の海外版「Gutenberg」で探せば、原書を買わなくてもいくらでも読むことができます。

また、「不思議の国のアリス」や「千一夜物語」などの、著作権切れの作品のいくつかは、リスニングドリルという無料iPhoneアプリので原文が読めて、さらに音声付きなので目と耳で英語に浸ることができます。
これならば、息子の送り迎えの隙間時間に英語音声を流して、まずは耳から英語に浸からせることができそう、と思って数週間やってみました。

英語の原文を読みながら英語の音声を聞けば、英語の原文をひたすら読み流すよりもより効果があると思います。
ただ、息子の送り迎えの隙間時間となると車の中。
原文と同時に音声が流れるものの、車の中では原文を読むのは難しく英語音声を聞き流すだけになりがち。
原文のテキストを見なくて、英語音声だけを聞くのは子守歌になりがち、です。

ということで、作ってみたのが「不思議の国のアリス CHAPTER 1. Down the Rabbit-Hole | 無料の英語教材プロジェクト

英文と日本語のテキストとともに、人工音声ですが日本語と英語の読み上げ音声をつけています。
テキストを見ながらのリスニングでも使えますが、音声だけでも日本語の後に英語の読み上げが続きますので、日本語の読み上げで話のイメージを頭に入れて、そのイメージを英語で聞き取ることで英語が子守歌にならないと思います。

人工音声なので、日本語のイントネーションの違和感、漢字の読み違いはあるのですが、英語部分のほうは、ネイティブのかたには及びませんでしょうが、一昔前の英語教師の読み上げに比べれば及第点でしょう。

ちなみに人工音声の精度に関してはライセンスの関係で使えるものが限られているのでこんなクオリティですが、iPhoneの画面内容を音声で読み上げる設定をする(視覚サポート)を設定して、不思議の国のアリス CHAPTER 1. Down the Rabbit-Hole | 無料の英語教材プロジェクトのページを読み上げさせたら、もっといい感じで読み上げてくれるんですよね。

国語はそこそこできるんだけど、どうも英語が・・・
という子どもに、まずは英語に興味を持たせて次なるステップに、という入り口として試してみてもらいたいです。


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