最近は幼稚園児から習い事を始める家庭が増えたようです。
幼稚園児向けの教室では、どんな習い事がランキングの上位なのでしょう。早いうちから習い事をさせるメリット&デメリットや、費用、習う数、時間など、最新の情報をお伝えします。
幼児の習い事に関して、上を目指すのなら習い始めるのは早い方がいい、という考えが一時ありましたが、早すぎる習い事に関する問題点もあるそうです。
スポーツ
スポーツに関してはこんな見解もあります。
そもそも、専門競技開始年齢の低年齢化はトップ選手の輩出につながるのでしょうか。北京五輪出場選手へのアンケート調査によると、水泳、体操、フィギュアスケートといった競技の選手には、超早期から一貫した強化を行っている傾向が見られました。これらの競技は全身を使った芸術性が高い種目であることが特徴です。対して、超早期にも早期にも当てはまらなかったのが、射撃、ボート、バレーボー ルといった競技の選手で、12 ~15 歳くらいで当該競技を選択していることが明らかになりました。
中略
幼少時代からのスポーツ経験について考えてみたいと思います。筋肉や骨格が未発達な子どもは、繰り返しの動作によって障害が引き起こされる可能性が成人に比べて高い。
全身運動の競技においては超早期から始めての五輪出場もあるが、超早期からの繰り返しの動作を伴うスポーツでは障害が引き起こされる可能性が高いのですね。
筋肉や骨格が未発達な幼児のころから、体の一部を使った繰り返し運動は注意が必要そうです。
そういえば「巨人の星」の星飛雄馬、「MAJOR」の五郎もそうでしたね。
音楽
音楽に慣れ親しむのは早いに超したことはないそうです。
音楽が子供の心を落ち着かせる効果もあり、音楽教育はとても効果的な教育なのですね。
ただ、
音楽教育と聞くと、ピアノやバイオリン、ギター、フルートなどが思いつくでしょうか?楽器を使う音楽になると、手や身体が発達してからでないと難しいですよね。楽器は手の健を痛めてしまう可能性もあるので、3歳より前に始めるのであれば注意が必要です。
というように、楽器を扱う音楽はそれなりの体ができたからの方がいいようです。
英語
英語に関しても早期教育のメリットとしては
英語に対する抵抗がない
聞き取り能力に強くなる
がありますが、
母国語と第二言語の区別ができず、変な文法で両言語を習得する可能性がある。
英語と日本語を混ぜこぜにして話す、海外赴任の駐在員の子どもは意外と多いそうだ。
母国語自体の発達が遅れることから、まわりの子どもとのコミュニケーションがうまくとれず、コミュニケーションの場から引きこもるようになる場合もある。
などなど、いくつか早すぎる習い事に関してのデメリットも存在するようです。
子どもの体の成長や、脳の成長に合わせた教育が必要ということでしょう。
一概に、習い事を始めるのは早ければいい、とは言えないようですね。