ヤマハ JASRACに訴訟か


日本音楽著作権協会(JASRAC)が音楽教室から著作権料を徴収する方針を決めたことに対し、音楽教室大手・ヤマハ音楽振興会(東京都目黒区)が7月にも、「教室での演奏には著作権は及ばない」として、JASRACへの支払い義務がないことの確認を求める訴訟を東京地裁に起こす方針を固めた。


JASRACの音楽教室から著作権料を徴収する方針について、ヤマハ音楽振興会が動き出すようです。
訴訟の原告団に参加するよう呼びかけているようですから、河合を始め他の音楽教室も一緒になって裁判で争うことになるのかな。

それにしても「使用料率など金額の多寡が問題でない」わけですが、JASRACが提示している年間受講料収入の2・5%は結構な数字ですね。
音楽教室の市場規模は1,024億円らしいので、年間25.6億円の徴収です。
もちろんその分は音楽教室の受講料に転科されるでしょうから、音楽を学ぶことに対する金銭的な負担があがります。

今後、裁判になるのかどうかはまだ解りませんが、この際しっかり司法の場ではっきりさせて方が良いかと思います。


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