夏休みの課題、終わりましたか?
夏休みも終盤に入って、宿題の進捗状況が気になるころです。
宿題の中で、意外と後回しにされるのが読書感想文だと思います。
少しハードルが高い自由研究・自由工作と、「夏休みの友」のような やれば終わるドリルとの間で、隙間で残ったりしませんか。
ちょっと前にネット上で話題になっていた読書感想文。
中学1年の時、読書感想文に「つまらん」とだけ書いた。すると何故か教頭先生(元国語の教員)に呼ばれ「なにがつまらないか箇条書きにして持っておいで」と言われ、それを書いて持って行くとその場でするすると繋げてくれた。
そうしてそれに僕がまた書き足して教頭先生も書き足して・・・と何度か繰り返していると400字原稿用紙が10枚くらいになった。最後に出来上がったものを読み返すように言われ、そうすると「これが評論というものなんだよ。よくがんばったね」と言われた。僕は国語が大好きになった。
夏の懐かしい思い出。
読書感想文、簡単に書けちゃう子もいますが、自分も結構苦手な夏休みの課題だったりしました。
読書量としては小学生当時、クラスで一番くらい本を読んでいた自負はあるのですが、それを感想文として表現する方法が解らなかったんだと思います。
この教頭先生のように
「なにがつまらないか箇条書きにして持っておいで」
といったきっかけがあれば、当時もう少し苦手意識が払拭されたかも。
そういったきっかけを与えてあげる役割として、保護者の意識も大切。
宿題終わったのチェックも必要ですが、なんで出来ないのか、終わってないか、子どもに寄り添って一緒に課題を解決するのも必要かもしれませんね。