明光義塾が行った「子どもの放課後の過ごし方」に関する調査結果が発表されました。
個別指導の学習塾「明光義塾」では、小学生の子どもをもつ全国の保護者500名を対象に、放課後の過ごし方に関するアンケート調査を実施いたしました。 また、明光義塾が運営するコミュニティサイト「メイコミュ」(※1)でも同内容のアンケート調査を実施し、複数の回答を入手いたしました。
塾主体で行ったアンケートですので、塾に関心のある層の回答が多いと思いますが、今の「子どもの放課後の過ごし方」はどうなのか?参考になるのでは。
Q1. 放課後、お子さまが留守番や習い事など家族と離れて過ごす時間は平均してどれくらいです
か?
放課後、子どもが家族と離れて過ごす時間は平均1時間~2時間未満
放課後、子どもが留守番や習い事など、家族と離れて過ごす平均時間を聞いたところ、「1時間~2時間未満」と答えた回答が最も多く29.2%となり、次いで「2時間~3時間未満」が23.2%、「30分~1時間未満」が19.0%と続きました。
また、専業主婦(夫)の家庭では1時間以上離れて過ごす場合が54.4%に対して、共働き家庭では77.6%と20ポイント以上の開きがあることがわかりました。
約35%の家庭で子どもと離れて過ごす時間が1時間未満なのですね。
Q2. お子さまは放課後どのような習い事(塾・クラブ活動を含む)をしていますか?
第1位「水泳」、第2位「塾」、第3位「ピアノ、音楽教室」
第1位「水泳」28.6%、第2位「塾」27.8%、第3位「ピアノ、音楽教室」24.2%と、安定した人気の習い
事が上位にランクインしました。
以前子どもの習い事 第一位はやっぱりこれで書いた結果と同様に、水泳をやっている子どもは多いのですね。
Q3. 現在お子さまに習わせているもの以外で、これからお子さまに通わせたいことは何ですか?
これから通わせたい習い事ランキングでは「英会話教室」と「プログラミング」が上位浮上これから子どもに通わせたい習い事を聞いたところ、「塾」、「英会話教室」、「水泳」に続き、「プログラミング」が上位に浮上しました。2020年度より全面実施される新学習指導要領では、小学校での英語教育の強化やプログラミング教育が必修化されるといわれております。Q2.の現在通っている習い事調査では、実際にプログラミング教室に通っている割合が4.8%であったのと比較すると、今後子どもの習い事として、多くの保護者がプログラミングに注目をしていることがわかります。
これが今年の傾向だと思います。
実際に行っている習い事上位「水泳」「塾」「ピアノ、音楽教室」「英会話教室」「書道」に対して、これからやらせたい習い事として「英会話教室」が3位なのは微増ですが、「プログラミング」が現在通わせている習い事ランキングが12位約5%に対して、これから通わせたい習い事ランキングでは4位15%です。
2020年度よりの新学習指導要領で「プログラミング」必修化の影響が顕著に出ている結果ですね。
その他
Q4. お子さまが塾に通う上で、成績向上・受験対策以外で塾に求めることは何ですか?
「子どもを塾に通わせている」、もしくは「子どもを今後塾に通わせたい」と回答した保護者279名を対象に、成績向上・受験対策以外に塾に求めることを聞いたところ、最も多かったのが「勉強の仕方や学習習慣が身につく」で79.9%、続いて「自分自身で考える力が身につく」が66.7%、さらに「子どものやる気を引き出してくれる」が62.7%と続き、「勉強に対する姿勢」「モチベーション向上」を塾に求めている傾向がわかりました。
Q5. お子さまはどれくらいの頻度で習い事に通っていますか?
Q2.で子どもが放課後に何らかの習い事をしていると回答した保護者に、習い事へ通う頻度をそれぞれ聞いたところ、全ての習い事において週1~2回の頻度が最多回答となりました。
■Q6. お子さまは有意義に放課後を過ごしていると思われますか?
子どもが放課後を「とても有意義に過ごしていると思う」と回答した方が16.0%、「どちらかというと有意義に過ごしていると思う」と回答した方が52.2%という結果となり、合わせて68.2%の方が子どもの放課後の生活にある程度の評価をしていることがわかりました。「どちらかというと有意義に過ごしていないと思う」と回答した方が6.8%、「無意義に過ごしていると思う」と回答した方も2.4%存在し、子どもの放課後の過ごし方に不安や課題を持っている保護者が少なくないことが判明しました。
といったアンケート結果でした。
レポートのトップコピーが「放課後の小学生は忙しい!?」ですが、このアンケート結果でそこまで「放課後の小学生は忙しい!?」とは思わなかったのですが。
どう思われますか?