2017年2月、JASRACがヤマハなどの音楽教室から著作権使用料を徴収する方針を発表したことは記憶に新しいだろう。
異を唱えるヤマハ音楽振興会などは、「音楽教育を守る会」を結成し、JASRACに対する反対署名を行うと、「演奏人口の減少、音楽文化の衰退に繋がるのではないか」といった”反JASRAC”の機運は高まり、40万名以上の声が集まる事態にまで発展。
今回ニコ生では、JASRAC現理事長である浅石道夫氏をゲストに迎え、JASRACの方針、そして音楽教室騒動の真相を追う!
一読した印象としては、外野からの冷静な視点でのインタビュー、けど、なにかところどころ引っかかる感じがする。んすよね。
ちなみに文中で出てくる22条はこれです。
著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として(以下「公に」という。)上演し、又は演奏する権利を専有する。
たしかに、
音楽教室側がJASRACが管理している楽曲を使わなければいいだけの話じゃないの?
だったら、ヤマハは学校法人化したほうがよくない?(笑)
は正論で、まあ確かにそうかもとも思いますが。
でも、仲間内にやさしいっていうのはまずいですよね。同じように権利・主張をして、JASRACへの手続きが必要だと判断したら、当然、申し入れさせていただきます、という方針はブレてはいけないと思っています。
と来られると、これまた正論だと思います。
ただそれは、現状の法律ではより正論だと思われる、という気がします。
でも、それは何となく違うような気がします。
音楽教室に著作権料を徴収して、音楽の文化が発展するのかどうか?
このインタビュー内ではJASRACの主張は正論だと感じますが、「音楽教育を守る会」の反論も期待したいところ。
音楽の今後を考えた著作権法の在り方を、みんなで考えるきっかけになればいいのにな。