と話題ですが。
「坂本龍馬 教科書」Googleニュース検索をしてみると、騒動の発端はこのあたりの記事みたいです。
大学入試で歴史の細かい用語が出題され、高校の授業が暗記中心になっているのは問題だとして、高校と大学の教員らで作る「高大連携歴史教育研究会」(会長=油井大三郎・東京大名誉教授)が用語の精選案を発表した。「とにかく用語が多すぎる」として、教科書の本文に載せ、その知識を入試で問う用語を現在の3500語程度から約半分にすべきだとしている。精選案についてのアンケートも実施しており、今年度末までに最終案をまとめる。
—–中略—–「クレオパトラ」「ガリレオ・ガリレイ」「武田信玄」「上杉謙信」「吉田松陰」「坂本龍馬」などは「実際の歴史上の役割や意味が大きくない」などとして削った。
高校の日本史、世界史で学ぶ用語を現在の半分弱の1600語程度に減らすべきだとする提言案を高校、大学の教員団体がまとめた。暗記項目を絞り、社会の成り立ちを流れで学ぶ歴史教育を重視する。歴史上の人物では坂本龍馬や上杉謙信らも削減対象とされており、教科書会社などの対応が注目される。
本来の趣旨としては、「歴史の暗記項目が多すぎるから半分くらいに整理しましょう」ということなのですが、「武田信玄」「上杉謙信」「吉田松陰」「坂本龍馬」は「実際の歴史上の役割や意味が大きくない」ということで
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と、坂本龍馬ファンをはじめ、あちらこちらで反発意見が出ています。
でも、高大連携歴史教育研究会の示している、歴史系用語精選の提案(第一次)の内容を見ると、
「えっ、こんな歴史用語も教科書に載っていて、試験問題に出ているの?」
という用語が非常に多いです。
大学入試で教科書に載っていない細かい知識を問う問題が出ると、その用語が教科書に追加されることが繰り返され、用語数は増え続けてきた。
結果なんですね。
実際、歴史って試験で覚えないといけない用語が多すぎませんか?
教科書の用語半減案は歴史オタの危機 - 日刊サイゾー - 日刊サイゾー |
という意見もありますが、まずは歴史の流れを理解すること。
その中で、自分が興味を持ったことに関して深くゆくのが「オタク」じゃないんですかね。
自分も海援隊、武田鉄矢さんが好きで、コンサートなんて他にはめったに行ったことがないのに、海援隊のコンサートには行きました。
その影響で龍馬も好きで、司馬遼太郎の「龍馬がゆく」を読んだり、高知まで行ったりとしました。
でも、受験の歴史教科において「知っていないといけないこと」、の中に「坂本龍馬」が入っていないことは、疑問に感じる部分もありますが、教科書に「坂本龍馬」が出てこないからといって、それ以外の提言された用語はどうか?
という提言が否定されそうなのが、怖いところ。
そもそも、高校と大学の教員らで作る言ってみれば民間の「高大連携歴史教育研究会」からの提言で、強制力も何もないんですよね。
それが、「坂本龍馬が教科書から消える」という論調になっているのがなんか変な感じです。