レコード会社のポニーキャニオンが、新たに小学生対象の「こどもミュージックプログラミング教室」を今夏7月から8月にかけて開催する。
音楽×プログラミング?と思う方も多そうな気がしますが。
音楽を通じてプログラミング的思考の育成は、アリだと思います。
「ボーカロイド教育版」の歌づくりから触れるプログラミング的思考では
プログラミング的思考の育成
近年、プログラミング教育が注目され、小学校段階からプログラミング的思考(論理的思考力や創造性、問題解決能力等)を育むことの重要性が指摘されています。「ボーカロイド教育版」を用いての歌づくりでは、最初に歌のイメージをもち、それを具現するために、音の長さや高さなどを入力し、それを聴いて修正し、試行錯誤を重ねて一つの作品を完成させていきます。このような一連の学習過程に、プログラミング的思考が重なるのです。
思考力・判断力・表現力等の育成
これからの時代の子どもたちに育成すべき資質・能力の三つの柱として、「学びに向かう力・人間性等の涵養」、「知識・理解の習得」、「思考力・判断力・表現力等の育成」があげられています。「ボーカロイド教育版」を用いた歌づくりの学習は、「思考力・判断力・表現力等の育成」と直接的に関わります。歌づくりで試行錯誤を重ねる場面では、知識や技能といった理論的な面と、自らがもっている感性的な面を往還させながら、思考、判断し、表現力を高めていくことができます。
アクティブ・ラーニングの導入
アクティブ・ラーニングとは、直訳すれば能動的な学習のことで、主体的な学び、対話的な学び等がキーワードとしてあげられています。「ボーカロイド教育版」は、個別にタブレットを用いて歌づくりができる学習環境であれば、主体的な学びを実現し、グループに一台のタブレットを用いて歌づくりを行う学習環境であれば、対話的な学びを実現します。
と書かれていますが。
それよりも、楽譜ってプログラムなんですよね。
プログラミングの三大要素は
- 順次
- 繰り返し
- 分岐
で、音楽の楽譜にはこれらがちゃんと定義されたいます。
順次はもちろんのこと
楽譜の反復記号を見ると
繰り返しは「直前の反復開始記号または曲頭に戻る。何も断りがなければ1回だけ戻って反復する。」
とか、
分岐は「カッコ」「ダ・カーポ」「ダル・セーニョ」「セーニョ」「ヴィーデ」「トゥー・コーダ」「コーダ」「フィーネ」などとか。
まあプログラム言語としてみちゃうと、すこし分岐の部分がこなれてない感じですが。
プログラミングってなんともハードルが高い気がするかもしれませんが、音楽でプログラミングを感じてもらうには、ホント面白い企画だと思います。
特別開催でなく、いろいろな音楽教室で取り入れられたら面白いですね。