子どもの教育費について考えよう。18歳になるまでに貯めておきたい金額は?

たくさんお金がかかると分かっていても、なかなか貯められないのが教育費。でも、いざ子どもが成長したとき「お金が足りないから希望の進路には進めない」なんてことは避けたいですよね。子どもがやりたいことをやらせてあげたい――そのために必要なお金はいくら必要か。ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんに伺いました。

情報源: 子どもの教育費について考えよう。18歳になるまでに貯めておきたい金額は? | NewsWalker

静岡大学 いもむしロボットでプログラミング教育研究


3から6歳くらいの小さい子どもでもプログラミングができると、世界で注目されているイモムシロボット「フィッシャープライス プログラミングロボ コード・A・ピラー DKT39
本体に動きのパーツをつなげてゆくことで、そのパーツの順番通りにイモムシロボットが動きます。

付属するパーツは
約80cm進む、前進パーツが3個
約90度、半径約30cm右に曲がる、右折パーツ2個
約90度、半径約30cm左に曲がる、左折パーツ2個
音が鳴る、発音パーツが1個
の8パーツです。

つないだ順番でその通り動くだけなので、プログラミング的には面白味が無くすぐ飽きそうだと思っていましたが、こういったプログラミング教材は「どういった課題を与えて、どう解決させ、それによって何を学ばせるか」といったカリキュラム作りが肝要。
動きが単純なだけに、やり方によってはいろいろ広がりができるかもしれません。

しかも、Amazon.co.jp 知育・学習玩具大賞のうちプログラミングやロボット系で入賞した、

が、どれも3万円前後と結構なお値段なのに比べて、コード・A・ピラー DKT39は4千円程度と格安です。
家庭での購入はもちろん、教育現場への複数数台導入を考えるとこの価格は魅力です。

さて、問題は 前進×3 右折×2 左折×2の限られた命令だけで、どんなカリキュラムを組むか。
前進×3 右折×2 左折×2というと、あまり多くの組み合わせができないように感じますが、 この7つのパーツを全部使う前提ならば、同じものがあるときの順列で 7!/3!2!2! = 210 もの組み合わせがあります。

そのあたり、高校数学で習う順列なのですが、「3つのパーツだけを使って、同じゴールに到着するコースはいくつ?」だったら低学年でも面白くできそう。

また、コード・A・ピラーは画面上のオブジェクトと違って、実際にモーターで動くもの。
モーターの個体値、タイヤの抵抗値によって、直進がしっかり80cm進むとか、右折左折がちゃんと90度曲がるかは不確定なはず。
小学校プログラミングを教育ICTの先生に聞く(後編) | ならいごとクラブで出た、ビジュアルプログラミングとフィジカルプログラミング(ロボットプログラミング)の間で使ってみるというのも面白いかも。

そんなことを考えると、プログラミングロボととしてはいささか物足りないイモムシロボット コード・A・ピラーでも、面白いプログラミング教育ができるかも。

静岡大学のプログラミング教育研究の成果に、期待です。

英語に続いて 小学生に算数を無料で学ばせる方法


小学生に英語を無料で学ばせる方法では、インターネットに無料で公開されているコンテンツで小中学生に英語を学ばせる方法について触れましたが、算数を教えてくれる無料のコンテンツもあります。

19ch.tv【塾チャンネル】

とある男が授業をしてみた」という、算数の授業をやってみたYouTubeのチャンネルをまとめているのが、19ch.tv【塾チャンネル】です。
小学校算数の
3年生が90本
4年生が82本
5年生が61本
6年生で42本、
合わせて275本(2017/11/18現在)の小学校算数を学ぶことができます。

eboard [いーぼーど] | 動画と問題で1から学べる無料学習サイト

NPO法人による、教育動画サイトです。

NPO法人eboard(いーぼーど)は、「学びをあきらめない社会の実現」をミッションに、ICTを活用して教育課題の解決をめざす非営利団体です。
全国の先生方や学習支援団体と協働し、子どもの貧困や地理的格差、不登校による学習機会の格差解消に取り組んでいます。

小学校算数の動画は72本(2017/11/18現在)

スクールTV

小学生、中学生向け無料動画教育サービス「スクールTV」を試してみたで触れた、「スクールTV」も無料で小学生算数の学習動画を見ることができるサービスです。

小学校算数でも、無料で学べるコンテンツがインターンネット上にはあるものですね。

小学生に英語を無料で学ばせる方法

親の所得が子どもの教育に影響を及ぼすのか?で、インターネットを使って子どもの学力を上げられる可能性に触れましたが、例えば英語に慣れるためには、たくさん英語を聞く方法があると思います。

インターネットを使った、無料で英語を聞き放題ができるサービスといえば、身近なところで「YouTube」
YouTubeでユーチューバーの動画にはまっているお子さんも多いのでは。
また、YouTubuで話題になった海外の動画を見て、英語がわからず残念な気持ちになった大人の方も多いかも。

私もいろいろとYouTubuの動画を見ていますが、大半が国内の面白そうな動画ばかり。
改めて、中学生の息子の英語学習に役立つ動画はないかという視点でYouTubu内を検索したところ、色々見つけることができましたが、一番使えそうだと思ったのが、Bedtime Story (BedtimeStory.TV)というチャンネル。

童話の
「赤ずきん」

「三匹のこぶた」

「マッチ売りの少女」

から
「不思議の国のアリス」

「オズの魔法使い」

「あしながおじさん」

といった、世界の児童文学を英語字幕付きアニメーションでで見ることができます。
チャンネル登録動画数は58。
ちょっと見てみた感じ、アニメーションがついていることから大人でも楽しめそうです。
一つの動画の長さが12分程度ですので、一日ひとつだけだったら、子どもも飽きずにみられる長さですね。

ただ注意が必要だと思うのは、子どもが元の話を日本語で読んだり動画で見たりしてあらすじを知っていること。
子どもにとって内容がわかっていない英語を、見て聞かせるだけではだめだと思います。
NHKの「セサミストリート」を結構見ていたけれど、英語力がない自己体験からそう思います。

それから一緒に見て、自分がわかったフレーズを「こういったよね」と共感するのも大切だと。

これまでの英語教育は「英語を理解すること」に重点が置かれてきたと思います。
英語の文法で挫折した人も多いのでは。
しかしこれからは「英語を聞き取れる」「英語を読み取れる」そして「英語で意見を言える」ことが必要になってきていると思います。

まずは、たくさんの英語を聞き、読むことが大切だと思いますので、こんな入り方もありじゃないかな。

月額500円からのデシタル学習サービス【学研ゼミ】

親の所得が子どもの教育に影響を及ぼすのか?


「親の所得格差が子どもの教育格差につながる」との記事。

もっとも正答率が低いのは年収200万円未満となり、正答率が高いのは1200~1500万円未満で、その差は約20pt。明らかに親の年収が子どもの学力に影響を与えていることがわかります。でも、どうしてこんなにも差が出てしまうのでしょうか?

根拠として「お茶の水女子大学委託研究・補完調査について」(2009年)が元になっているという、いささか古いデータからの記事ですが、「親の所得が高い方が子どもの学力も高い説」として納得してしまいそうなところです。

ただ、「通塾すれば学力が高くなることもわかっているので」とのことですが、そのあたりの検証が気になります。
「学校外諸活動の出費額と子どもの学力」の相関性を裏付けるデータがあるのかな?
おそらくですが、「親の所得が高い方が子どもの学力も高い説」よりも、相関性は低いような気がします。
まあ、低くても「学校外諸活動の出費額が高い方が子どもの学力も高い」は実証されそうな気がしてしまいますが。

しかし、親の年収、子に掛けられる学校外諸活動の出費額が低くとも、子どもの学力を上げる方法はあると思います。
インターネット上には、子どもの学力を上げるために役立つコンテンツがおおくあります。
インターネット上のコンテンツを、親が取捨選択する必要はあるでしょうが、

年収が低いから、塾に費用をかけられないからと言って、子どもの学力向上をあきらめる必要はないと思います

プログラミング 最初の一歩「ルビィの冒険」を読んでみた

次期学習要領で変わることと、小学校プログラミングを教育ICTの先生に聞く で、プログラミンングの最初はコンピュータを使わない「アンプラグドコンピュータ」から ということで、動画で紹介されていた「ルビィの冒険」を読んでみました。

ルビィは大きな想像力を持つ女の子。
ルビィの好きな言葉は“どうして?”。
ルビィの世界では考えたものがなんでも実現します。

パパがお仕事でいないときは、家の中をどたどた・ふらふら歩きまわるのが大好き。

ある日、ルビィはパパからの手紙を見つけます。
『宝石を5つ、かくしたから、さがしてごらん。ぜんぶ見つけられるかな?』
でもどう探せばいいのか書かれていません。

仕方がないので、まずはヒントを探しはじめると……
パパの机の下に、秘密の数字が書かれた紙きれを発見!
ここからルビィの本当のぼうけんが始まります……

ルビィの宝石を探す冒険において、
ペンギン、雪ひょう、きつね、ロボット、それからジャンゴという男の子たちに出会い、「宝石を見つける」といった「課題」を解決していきます。

ペンギンには、知りたいことを細かく分解して順番に伝えること
雪ひょうの家では、梯子を作るための繰り返し
ニンジン畑を作っているきつねには、「畑の穴が空っぽだったらニンジンの種をまいて、もし、タネが穴にあったら、次の穴にどうぞ」
などの「プログラミング的思考」の基礎、「順次」「反復」「分岐」要素が入っていたり。

ただ、この「ルビィの冒険」を子どもに与えたら「プログラミング的思考」が身につくというわけでなく、「ルビィの冒険」の意図を理解し、「プログラミング的思考」の教材として使う「大人」側のスキルも必要だろうと思います。

プログラミング的思考って?を改めて調べてみる


2020年の次期学習指導要領にプログラミングが組み込まれたことから、プログラミング教育に対して関心が高まっている昨今です。
小学校教育においてのプログラミング教育の位置づけとしては「プログラミング的思考」などを育むこととなっていますが、改めて「プログラミング的思考」ってなに?というと、小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ):文部科学省に説明があります。

○  子供たちが、情報技術を効果的に活用しながら、論理的・創造的に思考し課題を発見・解決していくためには、コンピュータの働きを理解しながら、それが自らの問題解決にどのように活用できるかをイメージし、意図する処理がどのようにすればコンピュータに伝えられるか、さらに、コンピュータを介してどのように現実世界に働きかけることができるのかを考えることが重要になる。

○  そのためには、自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力が必要になる。

○  こうした「プログラミング的思考」は、急速な技術革新の中でプログラミングや情報技術の在り方がどのように変化していっても、普遍的に求められる力であると考えられる。また、特定のコーディングを学ぶことではなく、「プログラミング的思考」を身に付けることは、情報技術が人間の生活にますます身近なものとなる中で、それらのサービスを受け身で享受するだけではなく、その働きを理解して、自分が設定した目的のために使いこなし、よりよい人生や社会づくりに生かしていくために必要である。言い換えれば、「プログラミング的思考」は、プログラミングに携わる職業を目指す子供たちだけではなく、どのような進路を選択しどのような職業に就くとしても、これからの時代において共通に求められる力であると言える。

こういった文章って判ったような、判らないような。

自分的な理解で大雑把に見てみると

現在、課題・問題を解決する方法として「コンピュータ」は重要である。
「コンピュータ」を使って課題・問題を解決するには、「コンピュータ」の動きを理解する必要がある。
「コンピュータ」がどう活用できるか、どうすれば「意図する処理」を伝えられるか

そのために
課題・問題を解決するためには、「どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか」
自ら考えられるスキルが必要になってきている。

そのスキルは「どのような進路を選択しどのような職業に就くとしても、これからの時代において共通に求められる力であると言える。」

ということだと思います。

「コンピュータ」に指示するには「どのような動きの組合せが必要であり」「一つ一つの動きに対応した記号(指示等)を、どのように組み合わせたらいいのか」「記号(指示等)の組合せをどのように改善していけば」良いのか「自ら考えられるスキル」が必要になってきているということですね。

もっとも、この「プログラミング的思考」のスキルは、プログラミングとは関係なく、多くの部下を持つ社会人は身に着けているスキルだと思います。

そう置き換えると「プログラミング的思考」は必要だと思いませんか。

AIBOでロボット再開のソニーもプログラミング学習に参入


先日ペットロボット「AIBO(アイボ)」の新モデルが発表されたソニーですが、期待していたソフトバンクのPeppeのようにプログラミング教育に使えるという話は今のところ聞こえてきません。
プログラミングでアイボを自由に動かせたら、面白そうだと思っていたのですが...

そんな中、ソニーの KOOV(クーブ)

を使ったロボットプログラミング教室が発表されました。

株式会社ソニー・グローバルエデュケーション(代表取締役社長:礒津政明)と株式会社ワオ・コーポレーション(代表取締役社長:西澤昭男)は、ロボット・プログラミング教育事業の拡大に向けて業務提携しましたのでお知らせいたします。

「KOOV」 は、アーテックエジソンアカデミー ロボットプログラミング教室や、学研ロボットプログラミング教室「ものの仕組み研究室」の教材として使われている、

アーテックブロックをベースに共同開発されたものなので、アーテックブロックを使ったロボットプログラミング教育を参考にできるというメリットがありそうです。

アーテックブロックを使ったプログラミング学習に関しては小学校プログラミングを教育ICTの先生に聞く(後編)でも触れられていました。

その他ソニーのロボットとしては「トイ・プラットフォーム toio」

もありますね。

2次元のバーチャル世界のプログラミングでなく、実際のものを試行錯誤しながら動かしてみる。
それに使える教材が増えてくるのは、今後のプログラミング教育にとっていいことですね。

英語の習い事 新学習要領に対応していますか?


2020年からの新しい学習指導要領において、今までと変化が大きい教科の一つに英語が挙げられます。
学校教育の現場が変化することで、習い事の現場も変化の必要がありそうです。

ECC ジュニアでは、21 世紀型スキルとグローバル・コミュニケーション能力の育成、および英語の4 技能「聞く・話す(やり取り、発表)・読む・書く」と思考力を磨くため、「英語・英会話コース」の教材・カリキュラムを大改訂するとの発表がありました。

グローバル化とIT 技術の脅威的な進展は、大人社会だけでなく、将来を担う子どもたちの教育にも大きな影響を与えています。新しい学習指導要領では、「育成すべき資質・能力の三つの柱」として「何を理解しているか、何ができるか(知識・技能)」「理解していること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力)」「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びに向かう力・人間性)」が示されました。また、外国語(英語)の教科化やプログラミングの必修化など、グローバル社会、情報化社会に対応した具体的なスキルの修得も盛り込まれました。

概要としては

  • 英検® 準1 級取得、「世界標準の英語力」を身につけることに加え、中学3 年生では英検® 2 級取得、5000 語を習得、小学6 年間で2500 語を学習
  • クリル(内容言語統合型学習)を導入「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」「英語を使って何ができるようになる」に
  • 復習中心から、「復習」「自学」「予習」へ

と、新学習要領に即したカリキュラムの変更ですね。

英語教育の目標も、単に知識としての英語を身につけるのではなく、英語をツールとして使いこなすグローバル・コミュニケーション力の育成に重点を置くようになってきています。

習い事での英語塾、英会話教室、学習塾でも、同様の対応が迫られてきていると思います。

さて、お子さんの通っている習い事では、どう対応してゆくのか。

機会があれば、じっくり方向性を確認してみることが必要かもしれませんね。

Coolなロボットが ロボットプログラミングに参入!


ロボットプログラミングを習うなら、ゆくゆくはこんなことまでできたらいいなと思わせてくれるロボットキットです。

自社開発のサーボモータを使用したロボットキットを開発・販売する近藤科学株式会社(東京都荒川区)は、ロボティクスの入門が学べるロボットカリキュラムの発売を予定しています。

初見、モノトーンの筐体に惹かれました。
全体的にスタイリッシュでかっこいいです。

提供元の近藤化学は

ラジオコントロール装置は KO PROPO のブランド名で世界的に知られる。ラジコンの中でもラジコン模型自動車用製品に強い。また、現在ラジコンカー用として標準仕様となっているホイール型送信機は、近藤科学が1980年代に発売したEX-Iという製品が、そのスタイルを確立した先駆けとなった。なお、近年はロボット向けサーボモーターや、ホビー用二足歩行ロボットも販売している。

ということで一般販売ロボットの老舗なのです。

さらに自社ロボットキットでのロボットサッカー大会も開催していて、そこでのロボットの動きを見ると驚かされます。

主に中高生以上がターゲットと、プログラミング内容も高度になると思いますが、ロボットプログラミングを学び始めた子どもたちに、さらなる高みとして取り組んで欲しいキットですね。

習い事の最優先は「勉強」の流れ?


先が見えないこの時代だから、確実なものを学ばせたいということでしょうか。

わが子には運動や芸術より「勉強してほしい」が増 将来への不安反映 ベネッセ調査(1/2ページ) – 産経WEST

2009年の同種調査と結果を比較した結果

「子どもの将来を考えると、習い事や塾に通わせないと不安」
の回答は60・8%で2009年の調査より9・1ポイント増加

「子どもにはできるだけ高い学歴を身につけさせたい」
は64・4%で4・9ポイント増加

「運動やスポーツをするよりももっと勉強をしてほしい」
は39・4%で12・6ポイント増え

「音楽や芸術の活動をするよりももっと勉強をしてほしい」も
12・7ポイント増えて44・4%

教育費負担が重いと感じる家庭が増えている中、体を鍛えるスポーツ、感性を磨く芸術に教育費をかけることができなくてきているということでしょう。

政策として「教育の無償化」が進んでいる中、学校で必要な教育費は下がってきてると思うのですが、学校教育の負担が軽減されても、学校教育の補完であったはずの塾等の習い事費用がそれ以上に掛かっているので、習い事の取捨選択し、勉強系の習い事を残すといった流れでの結果なのかも。

そんな中、ネット上で話題になっているイラストがあります。

子どもに対してどんなことを与えられるのか、シビアに考えないといけないのかもしれませんね。
でも、子どもの適性を考えて、より良い選択をしたいところです。

小学校プログラミングを教育ICTの先生に聞く(後編)


次期学習要領で変わることと、小学校プログラミングを教育ICTの先生に聞くで紹介した平井 聡一郎 先生(情報通信総合研究所)の「ここから始める小学校プログラミング」後編がアップされていましたのでご紹介。

前編における段階的・系統的なプログラムとして、低学年ではアンプラグドコンピュータ(コンピューターを使わない プログラミング)から入ると良い、の話しからの続きです。

ビジュアルプログラミング

ブロック型やタイル型といわれるもの、コーディング(プログラムのコードを記述する)ものでなく、(ある程度)出来上がっているもの(ブロック)を並び替えるもの。
Scratch
スクラッチジュニア
ビスケット viscuit
子どもたちにとってとっつきやすい。
基本的には動く絵本。
画面上で自分の考えたように物が動いていくのがねらい。
物語をテキスト(文字)でまとめ、絵コンテに起こして具体的なイメージにして、そのあとプログラミング。

フィジカルプログラミング(ロボットプログラミング)

2次元のバーチャル世界のものから、リアルのに変えてゆく、この中で子どもたちは計算どおりかない場面にも出会います。
試行錯誤の活動をここで必要になってきます。

SPRK+


アーテックブロック うきうきロボットプログラミングセット


micro:bit (マイクロビット)

まとめ

1st Step
先生が触ってみる
先生が遊んでみる
先生が実感する

2nd Step
やれそうな教科を探す

3rd Step
授業で使ってみる
おすすめ「アンプラグドコンピュータ」

4th Step
フィジカルプログラミング

つべこべ言わずやってみろ

「ここから始める小学校プログラミング」という教師に対しての提言ですが、児童を持つ親にとってもプログラミングに対してどう考えるが。
2020年の教育改革に対して、なぜプログラミング教育が導入されるのか、どう取り組めばいいのかが少しわかったような気がします。

ヒューマンアカデミーロボット教室 ロボティクスプロフェッサーコース「第1回ロボプロ全国大会」開催決定

ヒューマンキッズサイエンス「ロボット教室」では、考え・判断を表現する場としてヒューマンアカデミー小中学生教室全国大会を開催して、今年で7回目。
さらなるロボットプログラミングの考え・判断を表現する場として「ロボプロ全国大会」が開催されることになったそうです。

 ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、教育事業を運営するヒューマンアカデミー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:新井 孝高)は、2017年12月2日(土)に千葉工業大学・東京スカイツリータウン®キャンパスにてヒューマンアカデミーロボット教室 ロボティクスプロフェッサーコース初の全国大会である「第1回ロボプロ全国大会」を開催いたします。

今年のヒューマンアカデミー小中学生教室全国大会のダイジェストを見ると、けっこう高度なことをやっています

これより上位の「ロボティクスプロフェッサーコース」を学んでいる学生たちの「ロボプロ」はどんな争いになるのか楽しみです。

JASRAC理事長「仲間内にやさしいっていうのはまずいですよね」

2017年2月、JASRACがヤマハなどの音楽教室から著作権使用料を徴収する方針を発表したことは記憶に新しいだろう。

 異を唱えるヤマハ音楽振興会などは、「音楽教育を守る会」を結成し、JASRACに対する反対署名を行うと、「演奏人口の減少、音楽文化の衰退に繋がるのではないか」といった”反JASRAC”の機運は高まり、40万名以上の声が集まる事態にまで発展。
 
 今回ニコ生では、JASRAC現理事長である浅石道夫氏をゲストに迎え、JASRACの方針、そして音楽教室騒動の真相を追う!

 
一読した印象としては、外野からの冷静な視点でのインタビュー、けど、なにかところどころ引っかかる感じがする。んすよね。

ちなみに文中で出てくる22条はこれです。

著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として(以下「公に」という。)上演し、又は演奏する権利を専有する。

たしかに、
音楽教室側がJASRACが管理している楽曲を使わなければいいだけの話じゃないの?
だったら、ヤマハは学校法人化したほうがよくない?(笑)
は正論で、まあ確かにそうかもとも思いますが。

でも、仲間内にやさしいっていうのはまずいですよね。同じように権利・主張をして、JASRACへの手続きが必要だと判断したら、当然、申し入れさせていただきます、という方針はブレてはいけないと思っています。

と来られると、これまた正論だと思います。

ただそれは、現状の法律ではより正論だと思われる、という気がします。
でも、それは何となく違うような気がします。
音楽教室に著作権料を徴収して、音楽の文化が発展するのかどうか?

このインタビュー内ではJASRACの主張は正論だと感じますが、「音楽教育を守る会」の反論も期待したいところ。

音楽の今後を考えた著作権法の在り方を、みんなで考えるきっかけになればいいのにな。

次期学習要領で変わることと、小学校プログラミングを教育ICTの先生に聞く

2020年の教育改革に対して、関心を持っている方も多いでしょう。
ただ、なぜ変わるのか、どう変わるのか。
それから、なぜプログラミング教育が導入されるのか、私も含め今一つわからない方も多いかもしれません。

そこで、教育ICTに長年関わっていらしゃる「平井 聡一郎」氏による「ここから始める小学校プログラミング(前編)」の動画が公開されましたので、ご紹介。

iTeachersとiTeachers Academyは25日、iTeachers TV Vol.114 情報通信総合研究所 特別研究員の平井 聡一郎氏による「ここから始める小学校プログラミング(前編)」を公開した。

2020年次期学習要領で変わること

主体的・対話的で深い学び(「アクティブ・. ラーニング」)の視点
道徳の教科化
そして小学校3年生からの 英語の必修化
小学校段階からの プログラミング教育の必修化

なぜ変わるのか

今変えなきゃ次は2030年、10年変わりません。
今まさに日本に求められている待ったなしの教育改革。

どうすりゃいいのプログラミング

中学高校ではプログラミングを学ぶ
小学校はプログラミングの体験=プログラミングで学ぶ
小学校6年間で積み重ねるプログラミング体験
できるところから少しずつ、でも最後のゴールをイメージ

段階的・系統的なプログラム

低学年、アンプラグドコンピュータ(コンピューターを使わない プログラミング)
そこからビジュアルプログラミング
具体物の操作としてロボットプログラミング

アンプラグドコンピュータとは

絵本ルビィのぼうけんなど
タブレットの前段階
プログラミングする前にプログラミング的な思考 ということでアルゴリズムを実感する

と、前半はここまででした。

小学校プログラミングを教育ICTの先生に聞く(後編)

幼稚園児の習い事 早いほどいいの?と注意点


最近は幼稚園児から習い事を始める家庭が増えたようです。

幼稚園児向けの教室では、どんな習い事がランキングの上位なのでしょう。早いうちから習い事をさせるメリット&デメリットや、費用、習う数、時間など、最新の情報をお伝えします。

幼児の習い事に関して、上を目指すのなら習い始めるのは早い方がいい、という考えが一時ありましたが、早すぎる習い事に関する問題点もあるそうです。

スポーツ

スポーツに関してはこんな見解もあります。

そもそも、専門競技開始年齢の低年齢化はトップ選手の輩出につながるのでしょうか。北京五輪出場選手へのアンケート調査によると、水泳、体操、フィギュアスケートといった競技の選手には、超早期から一貫した強化を行っている傾向が見られました。これらの競技は全身を使った芸術性が高い種目であることが特徴です。対して、超早期にも早期にも当てはまらなかったのが、射撃、ボート、バレーボー ルといった競技の選手で、12 ~15 歳くらいで当該競技を選択していることが明らかになりました。
中略
幼少時代からのスポーツ経験について考えてみたいと思います。筋肉や骨格が未発達な子どもは、繰り返しの動作によって障害が引き起こされる可能性が成人に比べて高い。

全身運動の競技においては超早期から始めての五輪出場もあるが、超早期からの繰り返しの動作を伴うスポーツでは障害が引き起こされる可能性が高いのですね。
筋肉や骨格が未発達な幼児のころから、体の一部を使った繰り返し運動は注意が必要そうです。
そういえば「巨人の星」の星飛雄馬、「MAJOR」の五郎もそうでしたね。

音楽

音楽に慣れ親しむのは早いに超したことはないそうです。
音楽が子供の心を落ち着かせる効果もあり、音楽教育はとても効果的な教育なのですね。
ただ、

音楽教育と聞くと、ピアノやバイオリン、ギター、フルートなどが思いつくでしょうか?楽器を使う音楽になると、手や身体が発達してからでないと難しいですよね。楽器は手の健を痛めてしまう可能性もあるので、3歳より前に始めるのであれば注意が必要です。

というように、楽器を扱う音楽はそれなりの体ができたからの方がいいようです。

英語

英語に関しても早期教育のメリットとしては
英語に対する抵抗がない
聞き取り能力に強くなる
がありますが、

母国語と第二言語の区別ができず、変な文法で両言語を習得する可能性がある。

英語と日本語を混ぜこぜにして話す、海外赴任の駐在員の子どもは意外と多いそうだ。
母国語自体の発達が遅れることから、まわりの子どもとのコミュニケーションがうまくとれず、コミュニケーションの場から引きこもるようになる場合もある。

などなど、いくつか早すぎる習い事に関してのデメリットも存在するようです。
子どもの体の成長や、脳の成長に合わせた教育が必要ということでしょう。

一概に、習い事を始めるのは早ければいい、とは言えないようですね。

選挙には行きましたか?子育てママが政治に望むことは?


先週に行なわれた、「第48回衆議院選挙
台風が接近中の選挙でしたが、投票には行かれましたでしょうか?

「子どもを持つママが政治に期待すること」に関するアンケート結果が公表されましたので、ご紹介。

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 学研プラス(東京・品川/代表取締役社長:碇 秀行)が運営するGakken Tech Program(http://gakken-tech.jp/camp/?utm_source=prtimes171023-01)では、子どもを持つ30代~40代の女性に「子どもを持つママが政治に期待すること」に関するアンケートを実施しました(※)。

アンケート項目としては次の3つ。

  • 18歳未満の子どもと一緒に投票所に入ったこと、または行く予定はありますか?
  • 投票で重視する公約・争点は何ですか?
  • 今後の教育に期待することは何ですか?

18歳未満の子どもと一緒に投票所に入ったこと、または行く予定はありますか?

2016年6月の公職選挙法の改正によって、年齢18歳未満の子どもと一緒に投票所に行くことができるようになりました。これまで幼児以外は原則禁止でしたが、今回の衆議院選挙で解禁。

不勉強で知りませんでしたが、国政選挙としては今回の選挙から
「選挙人の同伴する子供(幼児、児童、生徒その他の年齢満十八年未満の者をいう。以下この項において同じ。)は、投票所に入ることができる。」ようになったのですね。
今までは、「選挙人、投票所の事務に従事する者、投票所を監視する職権を有する者又は当該警察官でなければ、投票所に入ることができない。ただし、選挙人の同伴する幼児その他の選挙人とともに投票所に入ることについてやむを得ない事情がある者として投票管理者が認めたものについては、この限りでない。」ということで、幼児の同伴は認められていたみたいです。

あまり広報、マスコミでも告知されていなかったような印象ですが、ご存知でしたか。

それでも子どもと一緒に投票所に行ったことがある、との回答は半数以上だったようです。
今後、もっとその割合が高くなってくるといいですね。

投票で重視する公約・争点は何ですか?

「幼児教育の無償化など教育に関する公約」が1位、2位が「年金など社会保障制度に関する公約」、3位が「消費税に関する公約」という結果です。
少子化でも習い事にかかるお金は微増 コストと結果は「トータル」でで触れたように、家計の中で教育費が負担と考える家庭が増えてきています。
未就学児、高校生に対する教育費に対する国の施策は、やはり子育て世代の親にとって実行してもらいたいところなのでしょうね。

今後の教育に期待することは何ですか?

2020年から教育改革では、英語学習年齢の前倒・、大学の入試テストの変更・新学習指導要領の実施などが始まります。
これからの教育施策に対して期待していることは
「コミュニケーション力」の育成が一位。
続いて「外国語教育の充実」
その次に
「問題解決力を養う教育」
「想像力・イノベーション力の育成」
「プログラミングなどIT教育の充実」
といった、プログラミングで培われる能力への期待が挙げられています。

今回の選挙後、政府がどういった政策を実行するのか、それは子育て世代の希望を反映しているか、興味を持つことが必要ですね。

少子化でも習い事にかかるお金は微増 コストと結果は「トータル」で


子どもにかける教育費の話。

矢野経済研究所は10月5日、国内の教育産業市場に関する調査結果を発表した。調査は学習塾、予備校、資格専門学校などの関連企業や管轄省庁などを対象に、7月から9月にかけて実施された。教育産業市場とは、学習塾・予備校、英会話・語学学校、資格取得学校、資格検定試験、カルチャーセンター、幼児英才教育、企業向け研修サービス、eラーニング、幼児向け通信教育、学生向け通信教育、社会人向け通信教育、幼児向け英語教材の主要12分野をさす。

0.6%増とは言うものの、「教育産業市場とは、学習塾・予備校、英会話・語学学校、資格取得学校、資格検定試験、カルチャーセンター、幼児英才教育、企業向け研修サービス、eラーニング、幼児向け通信教育、学生向け通信教育、社会人向け通信教育、幼児向け英語教材の主要12分野」の統計ですので、大人向けの教育も含んだ増加率ですね。

子どもの習い事に対する金額の増加率は出ていませんが、学習塾・予備校市場を見ると、前年度比0.5%増ですので、子どもの習い事にかかるお金はそのくらいの増加率だと思います。

では、子どもの人数の変化はというと
統計局ホームページ/人口推計(平成29年(2017年)5月確定値,平成29年10月概算値) (2017年10月20日公表)
によると
15歳未満人口は1567万3千人で,前年同月に比べ18万4千人の減少
減少率としては1.16%
なのだとか。

単純に考えると、子ども一人当たりにかかる教育費が去年より1.7%ほど増えたということですね。
少子化だからこそ、子ども一人に掛けられる習い事にかかるお金が上がっているのかもしれません。
とはいえ、習い事の費用の負担感としては58.1%の保護者が負担感を感じているとの結果ですので、習い事に対する親御さんの負担は、全体的に増えているようです。
習い事費用はどこから捻出?でもみましたが、習い事にかかるお金の負担は母親の我慢でまかなっている家庭も多そうです。

そうなってくるとこれからさらに子どもの習い事に対しての、かかるお金と効果のバランスを考えないといけないのかもしれませんね。

特にかかるお金の把握。

 「習い事に、どれくらいのお金をかけたらよいか」と悩む親は少なくない。世帯収入や自由に使えるお金、子育ての方針、今後子どもにどのようになって欲しいか、など考え方によって大きく変わるので、正解は人それぞれ違うだろう。“なんとなく”で、周りの友達に合わせて習い事をしていると、いつの間にか大きな金額になってしまう。子どもの習い事については「トータル」で考えることをおすすめしたい。

月謝としては安いけど、それ以外の経費がかさむ場合もあります。
スポーツなどの競技系や、ピアノ、ダンスなどの表現系など、上位に行けば行くほど月謝以外の経費がかさむものです。
子どもたちの頑張りに対するコストと割り切って、いっしょに楽しめればいいと思うのですが、思わぬ出費に頭を抱えるパターンもあるので、注意が必要です。

いずれにしても、習い事先に習い事を丸投げするのでなく、親も子どもの習い事に興味を持って、子どもの将来を考えその都度判断してゆく、というのが必要ですね。

反転学習とICTの親和性について考えてみる


この記事を見て「反転学習」ってなんだろう?と思ったので調べてみました。

Vantanは、バンタングループ全スクールのすべての授業にオンライン動画学習サービス「バンタンフリップチャンネル」を活用し、日本最大規模となる反転学習の取り組みを実施。この取り組みが一般社団法人e-Learning Initiative Japan主催eラーニングアワード2017フォーラムの「日本e-Learning 大賞」においてアクティブラーニング特別部門賞を受賞しました。

2020教育改革に関連して、「アクティブ・ラーニング」や「STEM教育」などのキーワードはよく聞きますが、不勉強で反転学習は知りませんでした。

wikipediaによると

反転授業(はんてんじゅぎょう、英語: flip teaching (or flipped classroom))は、ブレンド型学習の形態のひとつで、生徒たちは新たな学習内容を、通常は自宅でビデオ授業を視聴して予習し、教室では講義は行わず、逆に従来であれば宿題とされていた課題について、教師が個々の生徒に合わせた指導を与えたり、生徒が他の生徒と協働しながら取り組む形態の授業である。英語では、「backwards classroom」、「reverse instruction」、「flipping the classroom」、「reverse teaching」といった表現も用いられる。

要するに
「ブレンド型学習」
対面式の教室での学習に加え、オンライン配信によって提供された教材や指示を用いて生徒が学んでいく学習形態
の中で、オンライン教材の学習ののち対面式の学習を行うといった、従来の対面学習の補助としてオンライン教材を使う方法を「反転」させたもののようです。

今までの教育においては、教師が与えた問題を生徒が受動的に受け、自発的に高度な問題を解いてゆくという形ですが、
生徒が主体的に問題を発見し、自ら問題解決する過程で教師の補助が受けられるわけですね。

梅田望夫氏の「ウェブ進化論」の中で羽生善治さんが語った「学習の高速道路論」で

ITとネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。

の結果が、中学生棋士藤井聡太四段の活躍でしょう。

自発的に学ぼうと思えば、インターネットで調べたり、インターネット上のコンテンツで一定のことは学べる時代です。
ただ自分の経験上でも思いますが、インターネット上での学習には限界があって、対面等でサポートしてくれる人がいないと、ネットの波に漂う状態になることもしばしば。
一定の知識はインターネットで得られてもそこから先を教えるという部分では、AIも含めてまだまだコンピュータでは、
熟練の教師には、かなわないと思います。

小学生向けのタブレット等を使ったオンライン学習サービスは、スマイルゼミなどがありますが、【学研ゼミ】の「まなびサポートコース」はまさに「反転学習」なんでしょうね。

インターネットが各家庭に当たり前のようにある、今。
学ぼうと思えば、それこそなんでも学ぶことができます。
でもそれに加えて、対面の教師による反転学習でより深い学習を進めてゆく。

こんなふうに、これからの教育が変わってきそうです。

小学生がお試しできるプログラミング学習アプリ「プログラミングゼミ」


2020年の教育改革で、小学生へのプログラミング学習が導入されることから、小学生からのプログラミング教育が注目されています。

「プログラミング」っておもしろそうだけど難しそう。
子どもにやらせてみたいけど、「プログラミング」ってどうなの?
と思っている親御さんも多いのでは。

プログラミング無料体験教室も各地で開催されていますが、とりあえずプログラミングってどんなものか知っておくのも大切ですね。

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、プログラミング学習アプリ「プログラミングゼミ」が「渋谷区モデル」に採用されたことを発表した。渋谷区が区立小学校の児童と教師に配布したタブレット全台にアプリが導入され、2017年10月より順次、本アプリを活用した授業が行われる予定。

ということでしたので、プログラミング学習アプリ「プログラミングゼミ」を調べたところ、無料でも試すことができたのでちょっと試してみました。

プログラミングゼミ

最近ですと、インターネット上でプログラミング学習ができるサイトも多いのですが、プログラミングゼミは、アンドロイド・iOSのスマホ・タブレットそれぞれのアプリと、Windowsパソコンで使えるソフト(「Microsoftoから入手」ボタンからダウンロード)が用意されています。

まずは、Windows用のプログラムをダウンロードしてインストール。

立ち上げると、こんな画面。

「画面をタッチしてスタート」と書いてあるので、そのまま画面をタッチすればよかったんですが、下のキャラクターアイコンがついつい気になってクリックしちゃいますね。


続いて、名前の登録。
ここは適当に。


この画面から、プログラミングが始まります。
順番に「ゆびアイコン」が出てくるので、そこを押しながら基本的な動かし方を覚えます。


左の「キャラ」エリアのキャラクターアイコンを押すと、動作ブロックが出てくるので、適当につないでから、右下の「三角ボタン」を押して動きを確認。
動かすことができたら「宝石」がもらえます(^^)/

次に進むには右下の「四角ボタン」を押すと

左下に「←」アイコンが出るので、それを押して「チュートリアル」終了です。


続いて、練習問題として「パズル」が出てくるので、解いてみましょう。

少しわかりにくかったのが、「→にジャンプ」の「お願いボタン」
厳密にいうと、「その方向の、一マス目をスキップして2マス進む」かな。

そのあたりで多少つまずきながらも、パズルの1~4はクリアできました。

おすすめで出てくる「パズル」をクリアしたり、右上の「×」でスキップすると、プログラミングゼミのメインメニューが出てきます。

「新しく作る」から一から自分でプログラミングをすることができますが、お勧めなのが「あつめよう」
いろいろな例題が出て、それをクリアする問題がたくさんあります。
一通りクリアしたら、プログラミングの基礎はばっちりかも。

低学年向けのプログラミング学習の環境としてはScratchをはじめいろいろありますが、プログラミング環境だけ与えてもプログラミングへの興味を持続させるのは難しいんですよね。
プログラミングで「何を」しよう、と興味を持たせる課題をちゃんと与えてあげるのがプログラミングの最初だと思います。

そういった面ではこのプログラミングジムは、「あつめよう」などの例題が多くて、「与えられた課題を解決する」プログラミング教育には役立ちそうですね。

ただ「→にジャンプ」で違和感を感じたように、プログラムの動作をやさしい日本語で表現できているかというと、どうなんでしょうか。
指導者がついていて、この「お願いボタンはこういう意味だよとかみ砕いてくれたらとっても有用な気がしますが、親子でやって「あつめよう」をクリアできるのかな。
Scratchよりも、プログラミングに使われている「日本語」がこなれてなくて少し戸惑いました。

プログラミングの課題を多く示す方向はいいのですが、もうすこしそのあたりがこなれてきたら、もっといいプログラミング学習アプリになると思いますので、さらなるブラッシュアップを期待しています。